小道具や装備、武器等を作る際、ライオンボードを使うことが多いと思います。
ライオンボードに何もせずそのままラッカースプレーやアクリルガッシュを乗せると、
発色が悪く、塗料もたくさん吸い込まれてしまい、無駄が多いです。
発色が悪いだけでなく、耐久性も良くないので、必ず下地塗装をしてから着色しましょう。
下地塗装にはいくつか種類がありますが、
今回はGボンドを薄めて下地として塗る方法を紹介します。
Gボンド塗装とは
Gボンドにラッカー薄め液を混ぜ、Gボンドを薄めたもので下地塗装をする方法です。
ゴムっぽいボンドの膜が出来る為、衝撃に強く、耐久性が高いです。
Gボンド塗装をする際はボンドとラッカー薄め液ともにかなりの刺激臭が伴いますので、
必ず屋外で防毒マスク着用の上、作業を行ってください。
室内で行うのは出来れば避けたほうがいいですが、
どうしても室内で行う場合は換気MAX+防毒マスク着用してください!
また、未乾燥の状態のGボンドは引火性が高いので、火気厳禁です!
しっかり乾燥させてから作業を行ってください!
※完全に乾いていないパーツを綺麗にしたくて火で炙ったら燃えたことあります^^;
Gボンドは溶剤が入っているため、
発泡スチロールやスタイロフォームには使用できません。
発泡スチロールやスタイロフォームに下地塗装をする場合は、
ジェッソ塗装か水溶きボンド(木工用)を使用してください!!
必要な道具
防毒マスク
これは必須中の必須!シンナーは体に害を及ぼすので、本当に必ず買って下さい!!
紙コップ
ボンドとシンナー薄め液を混ぜる入れ物です。終わったらそのまま捨てれるのでラクです。
私は100均で大きいサイズを買って使っています。
普通に家やアウトドアでも使えるので沢山買っておいて損はないです!
ハケ
塗装面積が大きい場合、あると便利。
100均行った際にまとめ買いしてます。Gボンド塗装をするとハケがボンドで
カピカピになり使えなくなりますので、そのまま使い捨てにします。
筆
100均で売っている絵具用の筆セットで十分です。細かい箇所を塗るときに便利。
こちらもGボンド塗装で使用したあとは固まってしまうので、ポイしています。
Gボンド(G17もしくはG10)
ホームセンターや東急ハンズ、ネット通販で購入します。
下地塗装だけでなく、普通に接着剤としても使うので、缶入りを買うとお得です。
チューブ入りの小さい物は100均にも売っていますので、細かいパーツを接着する際は
そちらを使ってください。
G17とG10の2種類の違いをさくっとまとめました。
性能にさほど差はありませんが、強いて言うとこのような感じです。
※G10のほうがちょっと安いです。お好きなほうをどうぞ。
ボンドG17
・接着力が高い。
・接着させるとやり直しがきかない。
薄いライオンボードの場合剥がすと千切れる。(千切れた^^;)
・合皮などの接着に向いてます。
ボンドG10
・貼り付けてから微調整が可能。
・貼り付け後、乾燥時間が必要。(少しずつ貼り付けができます)
・G10のほうが柔軟性がある。
ラッカーうすめ液
ホームセンターや東急ハンズに売っています。甲冑など作る際は沢山使うので、
缶入りのGボンドと共に薄め液も缶を買うと良いです。
私はいつもボンドも薄め液も缶を買っています。
少ししか使わない場合は小さいサイズでも十分です。
やり方(修正中)
まず、Gボンドとラッカーうすめ液、容器やハケなど必要なものを用意します。
紙コップにGボンドとラッカーうすめ液を入れて、割りばしなどでよく混ぜます。
割合は、Gボンドのほうが少し多いくらいのほうがしっかり膜(下地)が作れます。(個人的感想)
薄めすぎると何十回と塗らないといけなかったり、ムラができてしまうので、
少しずつ薄め液を入れて調整してください。
対象に塗っていきます。面積が大きい場合はハケで塗ると楽ちんです。
一度にたくさん塗るのではなく、薄く2、3回重ね塗りをするといいです。
※未乾燥だと引火する危険があるので、火気厳禁です!
しっかり乾燥させたら、下地塗装は完成です。
この上からラッカースプレーやアクリルガッシュなどで着色していきましょう!
下地塗装にはいくつか方法があります!
素材に合わせて使い分けをしてみてください^^
【コスプレ】下地塗装・ジェッソ塗装について【造形】