茨木童子のコスプレは前からやっていたのですが、
初出し時に武器が間に合わず、ずっと型紙状態で放置してあったので、
コスサミ参加に合わせていい加減作ることにしました。
設計図を書く
①まず最初にゲーム画面や、イラストをしっかり見ます。
②自分が武器を持った時にどれくらいのサイズになるか、するかを考えます。
大きく作りたいひと、小さ目に作りたい人、それぞれあると思います!
メジャーを持ってひたすら悩みましょう!
今回茨木の剣は全長120cmくらいかな?(失念)
③いらない紙にささっと設計図を書いて、サイズや素材などを書き込みます。
こうすることによって何が必要か、作業の進め方など作り方の流れを想像する事ができます。
あくまで素人の作成記録です。
必ずしもこうやって作るのが正解ではないです。
こういう作り方があるんだなーくらいでお願いしますm(_ _)m
【目標】
・茨木の骨刀は骨っぽいので、ごつごつした感じを出す!
・イベントで持って動き回ることを考え軽量化。
・極力家にあるもの+低予算で…(重要)
準備する材料
・工作用紙
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・セロテープ
剣が長くて画用紙が足りないので何枚もつなげます
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・スタイロフォーム(20mm厚)
30mmでも良いと思います。お好きなサイズで
・耐水ペーパー
普通のやすりペーパーでも可ですが、なぜか私はずっと耐水ペーパー使っています。
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・塩ビパイプ
スタイロフォームの中に埋め込んで芯にします。VP13使ってます。
・園芸用の細い支柱
ライオンボードを巻いてジョイント部分に使います。塩ビパイプの中に入るサイズで。
・軽い紙粘土×5くらい
ダイソーの軽い紙粘土を購入しました。角も一緒に作ったので5個くらい。スタイロフォームの上に盛りつけ用も兼ねてます。
・発砲スチロールの筒
説明しづらいですが、東急ハンズで100円くらいで売ってました。刀身の上についてるカーブしていて紐が巻いてある部分用。
自分が購入した物の正式名称確認しておきます;
・紫色の毛糸
単色だと微妙かなと思ったので、何色か混ざった毛糸をダイソーで購入。
・紫色の平紐
刀の持ち手部分に巻く用。手芸品店で購入。
余裕をもって2m買いましたが、余裕で余りました。
刀身の上についてるカーブしている部分に巻く用。
家にあったやつ使用
100均でも売ってます。
水で溶いて下地として使用します。紙コップ買っておくと使い捨てできるので楽ちん。
スタイロフォームは溶剤入りの接着剤(Gボンド)を使用すると溶けるので、
接着剤としても木工用ボンドを使用します。
・アクリルガッシュ
仕上げで汚れ塗装をするため
・ラッカースプレー
ホームセンターでめっちゃ悩んだ結果、ベージュ購入。
・各種接着剤。
スタイロフォームは溶剤入りの接着剤(Gボンド等)を使うと溶けてしまうので、場所や素材に合わせて接着剤を使い分けてください。
作り方
型紙を作る
接着剤やカッターナイフ、ペンなどの最低限必要なものはある前提で書いていきます。
▲茨木の骨刀の型紙の画像がなくて、こちらは酒呑童子の武器の下書きです。
家にあるコピー用紙などに元となる型紙を書き出していきます。
イラストと睨めっこして何十回も書いたり消したり(絵下手なので大変)
型紙を元に切り出す
納得できる型紙が書けたら、画用紙をセロテープで繋げたものに、清書をします。
▲型紙ができたら、型紙をもとにスタイロフォームを切り出していきます。
(床に落ちてる白い型紙が、画用紙で作った清書した型紙です)
カッターナイフでもOKですが、スチロールカッター使うとゴミが少なくて便利かもしれません!
▲スタイロフォームを切り出したら、芯となる塩ビパイプを入れ込むスペースを確認し、中央部を切り抜きます。
切り抜けたら、接着剤やグルーガンで塩ビパイプを接着します。もし隙間が空いているようであれば、
グルーガンでしっかり埋めておきます。
※20mm厚のスタイロ使用していますが、きちんとスタイロの厚みの中に納まるように接着しないと、刀身部分(スタイロ)から塩ビパイプがもっこり飛び出ちゃうので、しっかり厚みを確認して接着します。
▲接着できたら刃となる部分をこんな感じに斜めにカットしていきます。
包丁や刀って、刃に部分に向かって細く尖っていますよね。その要領です。
▲骨刀の持ち手の上にある柄部分の6角形?みたいなパーツも一緒に切り出します。
設計図をもとに、見栄えのいいサイズで大中小と3つ用意します(適当)
厚みがほしかったので、20mmのスタイロを2枚接着させて作ってます。
スタイロフォームの接着には木工用ボンドを使用しています。
※溶剤入りのGボンドでは溶ける為。
各パーツをやすりがけ
各パーツの切り出しが終わったら、スタイロフォームをやすりがけします。
めっちゃ粉飛ぶのでマスクと養生シート必須です!
普通の不織布マスクだと隙間から吸い込む可能性があるので、防塵マスクがあると安心です。塗装作業時にも必須ですので、最初に購入しておくことをオススメします!
レジャーシートなどを繰り返し使うのもいいですが、使い捨ての養生シートを買っておくと、めちゃくちゃ便利です。
ウィッグカットするときにも、カットした毛と一緒にそのまま捨てられます!
巻きで買ってかなり使ってますが、まだ最後まで使い切れていません!(お得!)
先端部分は少し丸みを帯びるように、とか。あまり尖らせるとパキっと割れてしまうので、割れない程度の厚みをめざして気を付けながら全体を綺麗にしていきます。
紙粘土で肉付け
▲やすりがけが終わったら紙粘土を、刃以外の部分に盛りつけていきます。
刀本体が大きく大変ですが、だらだらやっていると紙粘土がどんどん乾いてくるので、手早く広範囲に盛りつけていきます。
★なるべく割れ目ができないようにナデナデします。
うまく隣の部分とつながらない時は、水を少し指につけてナデナデすると綺麗になります。
骨刀のごつごつした感じを出したいので、紙粘土部分を綺麗に平らにする必要はないです。
むしろ凸凹が必要です。いい味になります。
割れ目だけは極力出来ないように気を付けてください。
乾燥させた後に亀裂となって割れる可能性があります。
1日で全部は無理だと思うので、1日目片面、2日目もう片面、と分けて行うといいかも?
目立つ割れ目がなさそうなら、そのまま2日ほど乾燥させます。
1日でも良かったんですけど、乾きっていないのがいやだったので、2日乾燥させました。
乾燥したら刀身の上についている筒状のカーブ部分(語彙力)や、細かいパーツを接着します。
最初は塩ビパイプかなんかを曲げて接着して上から紙粘土でもと思ってたんですが、こっちのほうが軽いし安かったので採用。
接着剤やグルーガンでしっかりくっつけます。
▲こんな感じになります。(途中の写真少なくてすみません)
塗装+その他
下地塗装をします。木工用ボンドに少し水を入れて水溶きボンドを作ります。
水は少な目がいいかも。
水が多いとボンドが薄すぎて、何十回も上塗りしないといけなくなりそうです。。
▲一気に全部は無理なので、今日は片側だけ、明日は反対側。
と片面ずつ塗って、1日乾燥させます。
筒状のカーブ部分にもしっかり塗ります。持ち手部分の6角形パーツも忘れずに塗ります。
▲2、3回下地を塗ったら、ラッカースプレーで全体を塗装します。
可能な限り屋外で防毒マスク必須で作業してください。
水溶きボンドで下地塗装をしているので、油性のラッカースプレー(ベージュ)を使用しても溶けないようになっています!
▲本体を乾燥させている間に持ち手部分作ります。
塩ビパイプに厚めのライオンボードを巻いてGボンドで接着させます。
ライオンボードの上から紫の平紐を、刀の持ち手部分用の巻き方で巻いていきます。
刀剣乱舞のレイヤーさんは慣れたものですね。
【刀 持ち手 巻き方】と検索すると出てきますので、それを参考にしてください。
私も未だに綺麗に出来ませんが、慣れです。。
一番下部分にキリで穴をあけて、毛糸の束(ふさふさ)を結びつけます。
▲刃の部分(左側)以外はしっかり何度か重ねて塗装をしてください。
刃との色の違いを出すためです。
塗装が終わったらアクリルガッシュの茶色や黒でドライブラシの要領で汚れ加工を施します。
水分なし若しくは少な目の筆で少量のアクリルガッシュでガシガシ塗っていきます。
刃との境目や、モリっとなっている部分の根本?には濃いめに色を付けます。それっぽくなります。
▲汚れ加工が終わったら、カーブしている部分(赤い紐あたり)の黒いパーツを接着させます。
ライオンボードを形にあうように切り出して、グルーガンで適当に模様書いて黒ジェッソで塗ったものです。(雑)
カーブ部分と黒いパーツ部分を赤い紐で結びます。どうやって巻いてんだ~!!って形状してたので、なんとかそれっぽくなるようグルーガンや接着剤でひっつけます。
園芸用の支柱に薄いライオンボードを巻いて接着したら、それをジョイント部分に差し込んで分割式とします。
また後日ジョイント部分については詳しい記事を更新したいと思います。
▲仕上げにクリアスプレーを吹きかけたら完成です!!
スタイロと紙粘土がメインなのでとっても軽いです!
運搬にもポージングにも影響が出ません!!
材料費もそんなにかからないので、茨木童子のコスプレをしようと思っている方、
している方はぜひ作ってみて下さい!
「作ってみたよ~」という方がいれば、TwitterDMから写真を送って下さると嬉しいです!!
ご紹介させて頂きます(__)
角の作り方や酒呑童子の剣、小道具の作り方はこちら↓
はじめまして。
こちらの作る方を参考に茨木童子の武器を作ろうと思っております。
こちらスタイロに塩ビパイプを穴を使って入れるとのことですが、塩ビパイプをサンドイッチみたいに挟むような形でしょうか、それともスタイロ1枚だけに塩ビパイプをくっつけて表面を紙粘土などで覆っているのでしょうか。
よければお教え頂けると幸いです。
よろしくお願いいたします。
お返事が大変遅くなり申し訳ありません。
コメントいただきありがとうございます。
スタイロ1枚だけを切り出して、その中央に塩ビパイプがおさまるだけの
スペースを細長く長方形に切り抜き、その隙間にパイプをグルーガンで接着します。
それが終わりましたら、スタイロと塩ビパイプが見えている状態で、
上から紙粘土を盛っていきます。
あまり強すぎない程度の力で、出来るだけ押し付けるようにして盛ります。
文字だけだとなかなか説明しづらいですね…;ω;
メールにも返信させていただきますので、またご確認頂ければ幸いです。
カオル