もはや隠居レイヤーと化していた私ですが、友人から依頼を受けて久しぶりに制作をしたので記録として残しておきます。
【ツイステッドワンダーランド(ツイステ)】に登場するヴィルのハッピービーンズデーイベント衣装の武器です。
準備する材料
・A4コピー用紙
普通のコピー用紙でOKです。
・工作用紙
設計図が出来たら、それをもとに工作用紙に清書をして型紙とします。
(2024/11/20 23:36:12時点 楽天市場調べ-詳細)
・スタイロフォーム
今回は家に転がっていた30㎜(3センチ)厚のものを使用。
作るサイズに合わせてご用意ください。
・ライオンボード(メイン:1.5㎜、ヘタ部分:3㎜)
友人からの依頼制作の為、仕上がり重視でスタイロフォームの上にライオンボードを貼る方法をとりました。
1.5㎜厚のものをメインとして使い、ヘタ部分は3㎜厚のPH9を使用しました。
以前はAmazonで購入できましたが、
現在PH9は、東京・浅草橋にある佐々木商店様でしか手に入らないようです。
電話での通販も受け付けているそうなので、家にある在庫が切れたら注文予定です。
・半円の発泡スチロール 直径8㎝(10個)
サヤエンドウ豆のような形状の武器ですので、直径8cmの半円の発泡スチロールをAmazonで購入。
・毛糸
ショルダーベルト用。
↑この毛糸買ったらめちゃくちゃ小さい&細かったので、2つ購入するか、
100均や手芸屋さんへ行って太めの大きな毛糸買ったほうがいいかもしれません。
・造花の葉っぱ
ショルダーベルトに少し巻き付ける用。
・ラッカースプレー
・クリアスプレー
お好みで仕上げにクリアスプレー(ツヤあし、なし)をお使いください。
道具系(持っている方はスルーOK)
メインの材料とは別で制作時に使用した道具系をまとめました。
すでに所持している方は読み飛ばして頂いてよいです。
(2024/11/20 20:33:42時点 楽天市場調べ-詳細)
・カッターナイフ
カッターの刃は必ず特専黒刃に変えてからお使いください。切れ味が違います。
(2024/11/21 02:32:51時点 楽天市場調べ-詳細)
・替刃(特専黒刃)
・カッターマット
・カッター刃折り機
カッターの刃折りが超絶簡単&安全に出来てしまうスグレモノ。
高くないので持っていない方は絶対に今すぐ買って下さい!!
・紙やすり
スタイロを使う際には必ず使うので、セットを買っておくと便利。
耐水じゃなくてもOKですが、なぜか私はいつも耐水ペーパーを買ってしまいます。
・L字型定規
中学生時代の工具が未だに現役バリバリです。
鉄製なので丈夫です。
・コンパス
豆部分の発泡スチロールを置く場所を計算して設計図を作る際に使用。
・円形カッター
造形する方は持っておいたほうがいいランキング上位の品物。
中央に穴を開けなくても円形に切る事が可能らしいのですが、イマイチ使い方が分からず、いつも中央部分に穴あけて使ってます( ˘ω˘ )
・木工用ボンド
接着やスプレー塗装前の下地で水溶きボンドとしても使いました。
500ml入りのものを半分使用しました。
・紙コップ
下地として水溶きボンドを塗布しました。その際に水を調整するために使用。
100均で売っているものでOK
・ハケ
・防毒マスク
ラッカースプレーで塗装する際には着用してください。
アクリルガッシュで着色する場合は不要です。
・チャッカマン(ライター)
ライオンボードのカドを落としたり、熱して曲げるのに使用。
・瞬間接着剤
豆のヘタ部分を作る際に補強用として使用。
ダイソーで販売されている小分けされたものが何個か入っているものを使用。
・G17ボンド
ライオンボード同士の接着に使用。
ダイソーでも売られているので1つあると便利。
作り方
設計図作り
まず、設計図を作ります。
A4サイズのコピー用紙をセロテープ等で横に繋げて下書き用の紙として使います。
大まかな形と各所の長さ、素材などを記入していきます。
いつもこだわっているのが、サイズ感です。
参考となるキャラ画像や資料を大量に用意し、どれくらいのサイズで作るかの目途を立てます。
今回意識した点は、
ハッピービーンズデーの武器は何種類かあり、他キャラと比較した際、
ヴィルの場合は剣以上~スナイパーライフル以下のサイズと想定。
ということで、試行錯誤した結果、【全長70cm、高さ約13cm】で制作していきます。
※ご自身の身長や、好みに合わせてサイズは適宜調整下さい(__)
型紙作り
下書きが完成したら、工作用紙も同じようにテープで横につなげて清書します。
2枚繋げる際は、目盛り以外の余計な部分をカットして繋げるとサイズが分かりやすいです。
↑繋げてみた図。
清書した型紙を切り出して行きます。
円形部分をカットする場合、円形のカッターナイフがあると簡単綺麗に切り出すことができます。
本体作り
清書した型紙をもとにスタイロフォームとライオンボードを切り出します。
切り出したら、木工用ボンドで接着させます。
スタイロフォームは溶剤入りの接着剤が使えないため、木工用ボンドを使用して貼り付けます。
貼り合わせる対象の片方にボンドを塗布後すぐに貼り合わせ、強く押さえます。季節や湿度にもよりますが、なるべく1日以上放置してください。
範囲が広く手早く貼り合わせる作業が大変だと思います。
大きめの洗濯バサミや、養生テープなどを使用して押さえるといいです。
※↑の画像ではマスキングテープで留めていましたが、接着力が弱くテープが剥がれてしまったので、養生テープがオススメです。
トリガー部分になる箇所は、一気にくり抜こうとすると大変なので、カッターナイフやデザインナイフで少しずつスタイロを切り出すと綺麗に出来ると思います。
くりぬいた後は、紙やすりでやすっておくと、何もしないよりも表面の粗がマシになります。
半円の発泡スチロールを豆部分に貼り付けていきます。
こちらも溶剤入りの接着剤が使用できない為、発泡スチロールでも使用可能な接着剤や、木工用ボンドで接着をして下さい。
ライオンボードの切り抜き時に誤差が生じた&半円の発泡スチロールが思ったより状態が悪くベコベコに凹んでいたりしたので、写真のように隙間が出来てしまいました。
画材道具で盛り上げ材として使われるモデリングペーストを使って隙間を埋めます。
持っているとこういった細かい隙間埋め等に使えるので便利ですが、無い方は紙粘土でもいいと思います。
紙粘土の場合、封を切ってしまうと残りが乾燥しないように保管するのが大変なので、モデリングペーストを1つ買っておくといいかもしれません。
結構硬めのテクスチャー。(何年も使ってないからかもしれない…)
硬くて使いづらい場合はジェルメディウムを混ぜるとよいです。
割りばしでモデリングペーストをすくったら、ケチらず隙間がなくなるように塗りつけます。(画像1枚目)
そのあと、ティッシュで余分な部分をグっと拭き取ると、画像2枚目のように隙間が埋まります。
こんな感じになればOKです。
もっと厚めに盛って、乾燥後にカッターやヤスリで綺麗にしてもよいです。
スタイロフォームの厚み部分にあたるライオンボードは、1.5mm厚のものを細長くベルト状にして切り出しました。
木工用ボンドで接着していきます。
こちらも圧着しないといけないので、養生テープでしっかり仮止めします。
天候や季節によりますが、こちらもなるべく1日以上放置したほうがいいです。
意外にくっついてない箇所もあって、追加でボンドつけて貼り直しました…。
こちらも隙間ができてしまったので、モデリングペーストで埋めていきます。
隙間を埋めておかないと、仕上がりがでこぼこになったり、下地塗装が甘い場合、最悪ラッカースプレーで中のスタイロが溶けてしまいます。
隙間を埋めてしっかり乾燥させたら、チャッカマンで炙ってカドを落としたり、形を綺麗に整えます。
モデリングペーストやボンド等がしっかり乾いていないと危険ですので、日数に余裕を持って制作し乾燥させてください。
ライオンボードを全て貼り付けたら、下地塗装を行っていきます。
スタイロ及び発泡スチロールが溶剤入りの塗料だと溶けてしまうため、水溶きボンドを下地として塗っていきます。
木工用ボンドを直接ぶちゅーっと出して、ハケで塗り広げていきます。(面倒くさがり)
ほぼ水は使わなくていいくらいなのですが、原液(?)のまま塗っていると、水分不足でハケの進みが悪くなるので、その時に本当に少しだけ水を足して、塗っていきます。
水分が少ないほどしっかり膜になるので、なるべく水は少ない方がいいかもしれないです。
1度塗ったら都度しっかり乾かして、それを数回繰り返してください。
ここでしっかり塗れていない場合、
ラッカースプレー吹いたときにスタイロや発泡スチロールが溶けます!( ;;)
水溶き木工用ボンドの下地塗装についてはこちら!
塗装作業
下地塗装が完了したら、色付けに入ります。
塗装をする際には塗料が飛散しないように段ボールやシートでしっかり養生して、屋外で行ってください。
塗料やシンナーを吸いこまないよう、作業を行う際は、防毒マスクをしっかり着用してください。
乾燥待ちの間にヘタ部分を作っていきます。
こんな形のパーツを5枚切り出します。
※ヘタの部分は正直、各個人の好みでこれが正解ではないです。あくまで、私の場合はこのように作りましたという軽い感じでご覧ください。
切り出したパーツをチャッカマンで炙って、くるりんっとさせます。
ライオンボードは冷えた時に形が決まるので、温めたあとに形を維持させて冷やしてください。
全てのパーツをG17ボンドや瞬間接着剤で接着させて↑のような形にします。
筒を作って先ほど作ったヘタ部分に差し込んで接着させます。
G17ボンドで接着させた部分の裏側に補強用として、瞬間接着剤を垂らしておきます。
ヘタが完成したら、水溶きボンドで下地塗装をして、本体と同じようにラッカースプレーで塗装します。
ショルダーのヒモを通す部分ですが、塗装する際にラッカースプレーが付着すると中のスタイロが溶ける可能性があるので、ライオンボードの端切れなどを↑のように詰め込んでおくと良いです。
しっかり乾燥させたら、ヘタ部分と本体をGボンドで接着させます。
毛糸をまとめてショルダーベルトとして取り付けます。
取り付けたら、葉っぱの造花を巻き付けて、必要に応じて毛糸と接着させてください。
※この部分、一切写真撮ってなくて申し訳ないです。。
完成
そして完成した写真がこちらです。
ちょっと毛糸の色が濃すぎてしまったかなというのが反省点ですが、サイズや形は想像通り出来たので満足しています。
今回はヴィルの武器を作りましたが、長さを変えれば他キャラでも応用ができますので、ツイステの豆イベのコスプレをする際はぜひ作ってみて下さい!!(*’▽’)
この記事を参考に作った方がいましたら、Twitterでメンションして頂くか、DMなどで画像と一緒にお送りいただければこちらで紹介させて頂きます!
【追記】
更新が遅くなってしまいました(-_-;)
コスプレ写真頂きましたので、掲載させて頂きます!
当日は私もカメラで参加してたのですが、マジで似合っててカッコよかったです…!!
良ければTwitter見に行ってみて下さい^^
▶mayginさん(@maygin_82)