BLEACHのマユリ様の白くて横長の頭を作ったので、記録として残しておきます。
2日で仕上げて細かいところまで手が回らなかったので、手直しはぼちぼちやっていきます。。
段取り見誤って、徹夜&出発時間まで作業したけど細かいところが納得いってません…。
どうしてもっと早くやらなかったのか…∞
そして今回の作業の合間に、以前作った疋殺地蔵にドライブラシ加工をしましたので、追記しておきました!
やるとやらないでは、写真映りがかなり変わりましたので、時間に余裕のある方はぜひやってみてください!!
準備する材料
・コピー用紙
普通のコピー用紙でOKです。
下書きが出来れば何でもOKです。
・工作用紙
設計図が出来たら、それをもとに工作用紙に清書をします。
それが型紙となります。
100均でも売っていますので、買い物ついでにいつも買い足しています。
・ライオンボード(コスプレボード、ウレタンボード)(1mm、3mm、5mm等)
いにしえのレイヤーなので私は一生ライオンボードと呼びますが、昨今では様々な名称で販売されているのでお好きな物を使用&お好きな呼び方でドウゾ!
・お面(ホワイトマスク)
顔のメインとなるお面です。
自分の顔にドーラン直塗りでメイクする方は不要ですが、お面を使って作る場合は購入してください。(私は2枚組を購入しました)
前回作った際は東急ハンズで柔らかいプラスチックのお面を購入し加工もしやすく使い易かったのですが、今回Amazonだとしっくりくる商品がなく、消去法で某有名Youtuberさん使用のお面を購入しましたが、超頑丈なプラスチック製で、口元を切り抜くのに手こずりました(;’∀’)
紙パルプ製のものが多く販売されていますが、私は耐久性が欲しかったのでプラスチック製のお面を購入しました。
ご自身で優先するポイントにあわせて購入してください。(価格、材質など)
・ジェッソ
今回は防具などの体と擦れる部分ではない頭部の造形ですので、ジェッソで十分でした。
防具など動きがあるパーツですとジェッソは耐久性が劣りますので、防具類を作る際はラッカー薄め液で薄めたGボンドや市販の専用の下地材を塗布するか、合皮貼りを行って下さい。
※実はラッカー薄め液で薄めたGボンドで下地塗装をしていたのですが、いつも通りイベントまで時間がなかったので途中からジェッソに切り替えました(吐血)
↓ジェッソでの下地塗装の記事はコチラ↓
・Gボンド
接着する際に使います。ラッカー薄め液で薄めたGボンドを下地塗装として使う場合はたくさん使用するので、缶の大きいタイプを1つ買っておくと使い勝手がいいのでおすすめです。
ジェッソで下地塗装する場合は、小さいタイプのGボンドがあればOK。
小さいチューブタイプはダイソーでも売っています。
・ラッカー薄め液
Gボンドを薄めて下地塗装する場合は用意してください。
・はんだごて
模様を彫ったりする際に使用します。
結構色々な場面で使うので早いうちに買っておくと便利です。
・アクリルガッシュ(黒、白、ゴールド、赤)
着色に使用します。細かい塗り分けがあるので、ラッカースプレーでの塗装より、細かく作業できるアクリルガッシュをオススメします。
黒、白、赤くらいなら100均でも販売されています。
道具系
制作時に使用した道具系をまとめました。
重複していたらすみません。
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・カッターナイフ
カッターの刃は必ず特専黒刃に変えてからお使いください。切れ味が違います。
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・替刃(特専黒刃)
切れ味が全然違うので、必ずこの刃を使って下さい!
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・カッターマット
・カッター刃折り機
カッターの刃折りが超絶簡単&安全に出来てしまうスグレモノ。
高くないので持っていない方は絶対に今すぐ買って下さい!!
・紙やすり(サンドペーパー)
たくさん使うので1つ購入しておくと便利です。耐水じゃなくてもOK。
・L字型定規
中学生時代の工具が未だに現役バリバリです。
・紙コップ
塗料を入れたり絵の具のパレットに使います。
筆が大きい場合は大きい紙コップ、筆が小さい場合は小さ目のコップを用意すると使いやすいです。
私は大きいコップ、小さいコップの両方を常備しています!
使用後はそのままゴミとして捨てます。
・ハケや筆
100均のもので十分です。
・防毒マスク
ラッカースプレーやラッカー薄め液、アルテコプライマーを使用する際は有毒な刺激臭が伴う為、必ず着用してください!!
・チャッカマン(ライター)
ライオンボードのカドを落としたり、熱して曲げるのに使用。
・瞬間接着剤
ダイソーで販売されている小分けされたものが何個か入っているものを使用。
使いきれずにカチカチになってしまうことが多いので小分けタイプ便利です。
・アルテコプライマー
これがあると瞬間接着剤の硬化時間を大幅に短縮できるので1本持っておくと便利です!
基本少しずつしか使わないので、しょっちゅう大型造形をしない限りあまり減らないです。
使用する際は刺激臭が伴う為、必ず防毒マスクを着用してください!
・G17ボンド
ライオンボード同士の接着に使用。
ミニサイズのものがダイソーでも売られているので常備をオススメします。
・段ボールや養生用ビニールシート
塗装をする際の養生として使います。家にある段ボールを使ってもいいですし、なければスーパーなどで許可をもらってから入手しましょう。
養生用ビニールシートも1本買っておくと、塗装の養生のほかにウィッグカットの際にも使えて大変便利です!ゴミと一緒にそのまま捨てられるのが手軽でいいです。
作り方
型紙作り
今回はお面を土台にして作るので、難易度はかなり低めです!
▲お面を顔やマネキンに装着し、帽子のメインとなる横長パーツの長さを自分に合わせて調整していきます。
高さ10㎝の工作用紙を2枚繋げて、長さを調整中の写真です。
▲自分の顔に合わせた結果、高さ10㎝、横の全長は90㎝としました。
資料のイラストを見ても、肩幅ほどの長さを想定し、この数値となりました。
▲バランスを見て切り出す形を清書します。後ろ側も同様。
▲横の長さが90㎝と長い為、1枚で1mを確保できるライオンボードを用意してください。
合皮貼りで仕上げるのであれば、ツギハギになっても接着面が目立たないので問題ないと思いますが、合皮貼りをしないのであれば出来れば1枚で切り出すのをオススメします。
▲今回、頭の帽子部分をライオンボードで作りましが、私の頭がでかすぎて被ったら裂けて崩壊一歩手前状態になったので、帽子部分は布で作るか既製品を利用したほうが良さそうです。
帽子は、でぃあこすさんで型紙をDLさせて頂きました!
もし自作される方はお好みの型紙をDLしてみてください。
口元作り
▲マユリ様といえば口元が特徴的です。
今回はお面を土台にして制作しますので、お面の口元をくりぬいて、ライオンボードで印象的な口元を貼り付ける手法をとりました。
しかし、ここで問題発生!
購入したお面が超頑丈なプラスチックだった為、くり抜くのに結構時間がかかりました;
家にある道具を総動員してなんとかなりましたが、もしこれらの道具がない場合は、事前に何でくり抜くかしっかり計画を立てて用意をしてください;
▲家にあるもの総動員した結果。。
オルファの特撰黒刃をもってしてもかなり硬く切りづらかったので、プラスチック用のノコギリ、キリなどを用意することを強くオススメします( ;∀;)
※ちなみに使用したものは、キリ、オルファカッターナイフ、プラスチック用ノコギリ、金切りノコギリ。
私の場合は、
・特撰黒刃のカッターナイフで切り込みを入れる
→
・難しければキリで穴を幾つかあけてからカッターで切り開く
→
・刃が入る隙間が確保できたらプラスチック用のノコギリでくり抜いていく
という手段をとりました。
こんなに硬いと思ってなかったんです…。
▲プラスチック用ノコギリで切り抜いたのですが切断面がとても汚いです。ヤスリで綺麗にしてあげましょう。
▲口元がくり抜けたら、歯の部分をライオンボードで作ります。
口元より少し大きめに切り出した適当な大きさのライオンボードをお面の口元に押し当てながら、ペンで下書きをして、形を整えていきます。
歯の部分ははんだごてで彫ります。はんだごてが無い方は、カッターで溝を彫るなどしてください。
口元用のパーツが完成したらお面の内側からGボンドで接着させます。
顔周り作り
▲帽子部分はお面の額裏とGボンドで接着させてあります。
▲顔周りのヘッドギア?パーツは、顔周りにあわせてそれっぽく切り出した2㎜など薄いライオンボードを貼り付け。顔のカーブに合わせる為に切り込みを入れて接着剤で接着させてください。
ちなみに私はこのダーツを入れる作業が死ぬほど苦手で不得意です。
▲顎の3か所に適当に切り込みを入れて接着させましたが、それっぽくなりました。
凹凸など気になる方は、接着完了後にチャッカマンで炙ってから、形を整えて下さい。
▲ライオンボードは冷えた時に形状が維持されるので、熱した後に冷えるまで押さえつけて下さい。
耳と顎のパーツ作り
耳と顎のパーツを作ります。
当初は紙コップで作ろうと思っていたのですが、自宅にある紙コップが思ったより大きく、お面に合わせてみると大きすぎたので、ライオンボードを何枚か重ねて作る方法をとりました。
紙コップで作る場合は、かなり小さいサイズのものをオススメします…。
丸いライオンボードを何枚も切り出していきます。
定規を使うのが面倒だったので、そこらへんにあったマスキングテープで型をとりました←
3㎜厚のライオンボードを9枚切り出して、Gボンドで接着させ、カッターナイフでおおまかに形を切り出してから、サンドペーパーと電動サンダーでさらに整えました。
▲手元にあったマスキングテープをもとにして、円形のライオンボードをひたすら切り出して行きます。
▲接着はGボンドを使います。接着させる両方の面に薄く塗り広げて、乾燥させてからしっかりと張り合わせます。
▲ダイソーなどで売っている小さいサイズのGボンドは使い勝手がいいですがすぐなくなるので、いつも多めにストックするのをオススメします。
▲9枚重ねて1つのパーツにしたら、先が細くなるように大まかにカッターで切り落としてからサンドペーパーや電動サンダーで形を整えます。
頂点部分の一番細い部分で直径3.5㎝で、根本は約4.5㎝となっています。
▲形を整えたら、根本にあたる部分に高さ1.5㎝の細長いライオンボードを切り出して貼り付けます。
▲少しだけはんだごてでなぞって窪みを作ります。
はんだごてがない方はカッターで切り出すなどしてください。
私は手先が器用ではないので、はんだごてでなぞる方法をとりました。
▲顔周りのヘッドギア部分の外側の細いパーツ。細長く切り出した1.5㎜厚の薄いライオンボードを顔の形に沿って貼り付けます。
カーブしているところは、チャッカマンで炙って曲げてから貼り付けるとやりやすいです。
▲顎のパーツの接着位置を慎重に決めます。
あまり真下を向くような角度にすると、脱着の際に引っ掛かってしまうので、なるべく斜めに角度がつくように意識しました。
耳のパーツも、自分の耳と同じ高さになるようにして接着させます。
接着にはGボンドを使いました。
そしてここからはいつもの如く、
修羅場だった為に写真が全然ありません。(土下座)
▲気が早いので、かぶってテンションを上げてみる。
▲メインの横長の頭パーツはGボンドで接着させました。(前後と左側の一部分)
横長パーツにくっ付くけるパーツ(写真の工作用紙部分)を切り出すので、適当にフリーハンドで工作用紙に型紙を書いて写真のように仮止めしてみました。
多少大きかったり小さくても、貼り付けてしまえば分からないので本当に適当でOKです。
※今回軽い気持ちで帽子からライオンボードで作ってしまいましたが、裂けたり耐久性が問題アリなので、既製品の帽子を土台にするか、布を使って作ることをオススメします;;
▲3㎜のライオンボードを型紙どおりに切り出したら、前と後、帽子部分と接する面を接着させて固定します。(矢印の箇所)
▲チャッカマンで炙って形を整えたら、ジェッソやラッカー薄め液で薄めたGボンドで下地塗装をします。
▲ラッカー薄め液で薄めたGボンドで下地塗装を進めようとしていましたが、思ったより乾きが悪く時間がなかったので、ジェッソ塗装に切り替えたので混在しています。。
▲ジェッソや薄めたGボンドで何度か下地塗装をしたら、白のラッカースプレーで塗装します。
私は黒いライオンボードを使用したので、白を塗装していますが元々白のライオンボードをお使いの方は、白の塗装は不要だと思いますので省いてもらって大丈夫です。
▲白の塗装が終わったら、アクリルガッシュなどで各パーツの塗り分けをします。
この時点で出発の1時間前で大慌てで塗ったので雑な仕上がりとなっています…。
次の出撃時までには手直しします。。(小声)
まとめ
▲正面&上から見るとこんな感じです。ツギハギが気になる方は既製品の帽子を使うなり工夫してみてください。(Photo:カナイ様@SilverArgent47)
マユリの頭は何種類かありますが、恐らく一番簡単な構造ですので、興味のある方はぜひコスプレしてみてください!!
ちなみにコスプレの際、地毛は青色のストッキングタイプのウィッグネットでまとめて、その上から制作したお面をかぶっています。
私は頭が大きいので、固定用のゴムなどが無くても問題なく着用できていますが、頭が小さい方やお面を固定したい方は、ゴムやベルトをお面に取り付けて着用してください。
※私は頭がデカイため、お面に最初からついていたゴムベルトは即、切除しました。
本当は青のウィッグをかぶってからお面をつけたいのですが、そうすると間違いなくお面をかぶることができなくなるので、ウィッグネットで代用しています…。
実際に作ってみたよ!という方がいましたら、DMやお問い合わせからお写真頂けますとご紹介させて頂きますので、ご連絡お待ちしております!