かなり前ですが、牛若丸の最終再臨を制作しましたので、記録を残しておきます。
あまり写真が残っていないので、なんとなくで参考になれば…(-_-;)
(2016年に作ってました…5,6年前!?うそ…)
最終再臨になると露出は少なくなりますが、ほぼ衣装が造形作業(!)となります。。
布部分は、両腕の袖、ズボン、ブルマ(既製品)くらいですので、衣装制作が苦手な方でも比較的簡単に作れるかと思います。(多分)
細かいパーツの切り出しが多くて、とにかく手間がかかりました(;’∀’)
時間はかかりますが、ほぼ直線での切り出しが多く難易度はそんなに高くないので、
自分に合わせたサイズで作ることを意識してみてください。
※造形部分のみの記事となります(__)
準備する材料
・工作用紙
型紙を作るために必要です。大量に買っておいて損はないです。
まずはコピー用紙などの薄い紙に型紙を書いて、納得いく型紙ができたら工作用紙に清書し、これをもとにライオンボードを切り出していきます。
・ライオンボード(リアラボード、コスプレボード)
3ミリ厚のもの。今回はph9という固いライオンボードを使ってみました。お好みの厚みのものをお使いください。
※執筆時現在、Amazonでの取り扱いが終了しています( ;∀;)前は買えたのに…
現在PH9は、東京・浅草橋にある佐々木商店様でしか手に入らないようです。
関東近郊の方は訪ねてみてはいかがでしょうか。
電話での通販も受け付けているそうなので、家にある在庫が切れたら注文してみようと思います。
・ライターorチャッカマン
切り出したライオンボードを火で炙って、曲げたりカドを落としたりします。
小物程度ならライターでもいいのですが、チャッカマンを買っておくと、
手も熱くならないですし、ガスが充填できるタイプだとお得です^^
私が使っているチャッカマンは軽い動作で火をつけられるのでとても便利です!
もちろんガスを詰め替えて使えるのでコスパもよいです!
・Gボンド
今回は防具が大きいので、Gボンドをシンナー薄め液で薄めた、
通称【Gボンド塗装】で下地塗装をしました!
が!かなり刺激臭が伴いますので、室外・防毒マスク着用必須です!
お住いの環境により難しい場合は、ジェッソ下地塗装でも問題ありません!
各パーツの接着にも使うので小さいチューブタイプがあると作業しやすいです。
Gボンドでの下地塗装についてはこちら!
・ラッカー(シンナー)薄め液
ホームセンターの塗料コーナー行くと売っています。
大きい缶で買っておくとお得ですが、あまり使わない人は小さいサイズで十分です。
・防毒マスク
Gボンドとシンナー薄め液を使うので、必須です!
刺激臭が伴うので防毒マスクなしでの作業は大変危険です!
・ジェッソ
Gボンドをラッカー薄め液で薄めたもので下地塗装するのが難しい場合はこちらをご用意ください。
塗装する対象が大きい場合は、ハケを使うと楽ちんです。
防具の色が黒色メインなので、黒いライオンボードを使用するなら色を塗る手間が省けますが、白いライオンボードを使う場合は、黒いジェッソを使うとよいです。
ジェッソでの下地塗装についてはこちら!
・ラッカースプレー
今回は黒や白、仕上げのクリアスプレー(艶消し)を使用しました。
アクリルガッシュで代用できるのであればそちらでいいですし、必要な分をご用意ください。
・アクリルガッシュ(ゴールド、紺色)
今回防具のゴールド部分は全てアクリルガッシュで着色しました。
マスキングが苦手なので細かい紺色部分も筆で塗りました。
・筆
アクリルガッシュで細かい部分を塗る際に使用します。
100均でも売っています。
・ハンダゴテ
防具の溝部分はハンダゴテで彫っています。
とても高温になりますので、ヤケドには十分気を付けて作業してください。
作り方
型紙作り
▲まず型紙を作るところから始めます。
防具部分は赤い丸で囲った部分になります。
刀剣乱舞レイヤーさんなら死ぬほど作ったであろうアノ防具です。
ほぼ直線ですので、自分の体に合わせながら、ちょうどいい大きさで書きだしてみてください。
▲yusaが牛若丸をやるのですが、私とほぼ体型が同じなので自分の体のサイズに合わせてパーツを切り出しました。
四角いライオンボードを切り出したら、ペン(ポスカが使い易くていつも使ってます)で溝や丸いパーツがどこに来るかなど、書き込んでおきます。
こんな感じで丸く切り出したライオンボードや、隅の部分の細長いライオンボードも張り付けていきます。
ハンダゴテで、細かく線をなぞって溝を彫っていきます。
めちゃくちゃ高温になるので、ヤケドや火事に注意して作業をしてください!
小さい丸の部分は、グルーガンでピッとつけた記憶があります。。
牛若丸は勢いだけで作ったので、作業途中の写真が全然ありません。。
本当に申し訳ないです。。
Gボンドを紙コップにいれて、ラッカーうすめ液で薄めたら、ライオンボード全体に塗って下地塗装をします。
一度にボッテリたくさん塗るのではなく、少量を均等に塗ると乾きも早く仕上がりもよいです。
2・3回しっかり塗るとムラなく下地塗装できるはずです。
下地塗装が済んだら、面積の広い部分からスプレーを吹いていきます。
白スプレーを全体に吹き付けて乾かしたら、黒色やゴールド、紺色部分をアクリルガッシュで丁寧に塗っていきます。
着色が全て完了したら、仕上げに艶消しスプレーを全体に吹き付けて完了となります。
腰まわりの部分(スカート状?)は、あえてグラデーションぽくなるように意識してスプレーを吹き付けました。(ちょっと汚いですが)(エアスプレー欲しい)
作業中はこんな感じです。
しっかりシートや新聞紙で養生をしてから、防毒マスクをして作業をしてください。
試着した写真がこちら。
腰のベルト部分は火であぶってから冷やして、体に沿うように形を維持させています。
おへその下、ベルトの真ん中部分にキリで穴をあけ太い紐を通し、紐を結んで着用しています。
膝部分の防具は、二か所にゴム紐を接着させて、足に装着しています。
牛若丸は上半身の露出が多いので、コスプレをする際には肌色の胸潰しをするか、ブラトップなどを着用して露出対策をしっかり行ってください。
写真が少ない上に細かい部分もあまり覚えていないので、わかる範囲で流れをまとめてみました(;^ω^)
なんとなく流れが分かれば幸いです。
今後も、太古の昔の制作物の記録を思い出と共にアップしていきたいと思います^ー^
こうやって記事を書いていると、色々と作ってきたなぁと懐かしく感じますね。
TwitterやWorldCosplayにアップしていないような写真も沢山あるので、供養がてらコスプレ写真のみの記事もアップ予定です。(予告)